女海賊、瑞原明奈。嵐に煽られながらも、必死の舵取り!!
1/26(火) 第1試合。登場したのは、
チーム | チーム順位 | 選手 | |
---|---|---|---|
起家 | 赤坂ドリブンズ | 5位 | 村上淳 |
南家 | TEAM RAIDEN / 雷電 | 4位 | 瀬戸熊直樹 |
西家 | U-NEXT Pirates | 8位 | 瑞原明奈 |
北家 | セガサミーフェニックス | 7位 | 和久津晶 |
セミファイナル出場のボーダーを争う4チームの闘い。
特にボーダーの下にいる、U-NEXT Pirates 瑞原明奈と、
セガサミーフェニックス 和久津晶は負けられない!
南1局。瑞原は横に奇麗に並んだ、雀頭の無い一向聴になったところで、
安全牌として持っていた、を切り出すと、
それが、TEAM RAIDEN / 雷電 瀬戸熊直樹の対々和にあたり、放銃。
南2局を迎えたところで点数状況は以下の通り。
チーム | 選手 | 得点 | |
---|---|---|---|
起家 | 赤坂ドリブンズ | 村上淳 | 9,700 |
南家 | TEAM RAIDEN / 雷電 | 瀬戸熊直樹 | 29,800 |
西家 | U-NEXT Pirates | 瑞原明奈 | 1,000 |
北家 | セガサミーフェニックス | 和久津晶 | 59,500 |
7位セガサミーフェニックス 和久津晶が東場で高打点の和了りを連発。
その煽りを喰う形で、瑞原はダントツの最下位になってしまっている。
しかし3着目の赤坂ドリブンズ 村上淳の親は落ち、
ここで瀬戸熊の親を恙なく終わらせれば、
2着目浮上も不可能ではない。
瀬戸熊の親リーチに真っ向勝負!!
ここで瑞原がもらった配牌は、ドラ2枚の高打点が狙える配牌。
瑞原はこの手をなんとか和了りたい!!。
しかし、親番瀬戸熊が6巡目、の一向聴に、
を切って、
カン待ちのリーチを敢行!!。
このリーチに対して、臆することなく、まっすぐに和了に向かった瑞原は、
数順後、タンヤオ仕掛けで
(ドラ
)の聴牌!。
これにリーチの瀬戸熊が放銃し、無事、親番を持ってくることができた。
まずは第一関門の突破だ。
瑞原危うし!!。和了どころか聴牌が見えない…。
親を迎えた南3局0本場は(ドラ
)の
リーチ、タンヤオ、ドラ1、赤ドラ1、ツモり三暗刻の
6,000オールまで見えるリーチを敢行したが、
和了れず、一人聴牌。
そして迎えた南3局1本場。
貰った配牌はと、
和了れるかどうかより、聴牌すらも怪しい配牌。
第一ツモでドラのを引き入れて、やっと両面塔子がひとつできたが、
それでも、やはり苦しい。
10巡目。この試合の瑞原のライバルになる、
3着目の赤坂ドリブンズ 村上淳がの
ピンフ聴牌を入れてリーチ!!。
村上にしてみれば、少しでも加点してラス目の瑞原の親を流せば、
自身に3着キープと2着目が見えてくる。
一方、瑞原にしてみれば、この親はどんな手を使っても維持しなければ、
ラス回避が遠のいてしまう。
しかし、この時点での瑞原の手はと、
かろうじて面子がひとつあるのみ。
しかも貴重なは、瑞原の親を、
の鳴きで流しにかかっている
和久津がをポンしているため、目に見えて苦しい。
しかも同順、和久津がを引き入れ、
の聴牌!!
万事休すの瑞原はこの局面を、どう凌ぐのか!?。
次順、瑞原は、瀬戸熊が切ったをチー。
形式聴牌を取りに行くが、この時、まだ11巡目。
形式聴牌を狙いに行くには、余りにも先は長い。
しかし瑞原にはもはや、これしか手は残っていない。
これしか残っていないにもかかわらず、瑞原は大胆な策に出る!!
この状況で見せた、瑞原渾身の「我慢」
河も最後の3段目に入った14巡目。この間、瑞原は更にチーをいれて、
の一向聴になっていた。
ここで、リーチの村上が、
ポンをして聴牌を取る事ができるを河に切り出すも…、
瑞原は、なんと、スルー!!。
この極限化で、瑞原は見落としてしまったのか?
いや、違う。
瑞原は「敢えて」見逃したのだ!!
ここでポンすれば、確かに聴牌は取れる。
瑞原だって、喉から手が出る程欲しい聴牌だ。
しかし、ここでを晒してしまうと、
他家に自身の役が無い、つまり和了れない事がばれてしまう。
この極限化で、それをしてしまうと、
他家のプレッシャーが一気に開放されてしまうのだ。
を鳴いて和了りに向かっているトップ目の和久津は、
リーチの村上にたとえ放銃してしまっても、
何よりも瑞原の親を流したい。
実際、この道中、瑞原のみの翻牌であるを切り出すときは、
歯を食い縛って切っていた。
リーチの村上にしても、ここで瑞原に放銃なんてしようものなら、
3着すら厳しくなる。
それが無い、とわかるだけで村上は
安心に浸ることができる。
他家を、これらのプレッシャーから自らの手で開放させてしまう。
自分のノーテン危機よりも、
他家をプレッシャーから開放してしまうことの方を、
「リスク」と判断したのだ!!
闘う姿勢こそが、最大の武器!!
残り2順となり、この最大の武器を振りかざした瑞原の元にやってきたのは…、
有効牌である、。
無事に
の形式聴牌を入れると、
この苦しい状況を、見事に聴牌流局。
親番の続行に成功。
細くか弱い、生き延びるための糸を勇気をもって、手繰り寄せたのだ。
次局、南3局2本場。
トップ目の和久津がのピンフ黙聴を入れ、
3着目の村上からはのリーチが入るも
同順、の、絶好の聴牌をいれ、追いかけリーチ!!。
これにリーチの村上が一発でを放銃!!。
リーチ、一発の3,900(+600)をライバルから直取り!。
これで点数状況が、
チーム | 選手 | 得点 | |
---|---|---|---|
起家 | 赤坂ドリブンズ | 村上淳 | 3,200 |
南家 | TEAM RAIDEN / 雷電 | 瀬戸熊直樹 | 20,900 |
西家 | U-NEXT Pirates | 瑞原明奈 | 16,400 |
北家 | セガサミーフェニックス | 和久津晶 | 59,500 |
となり、ラス目に落ちた村上を大きく引き離し、
なおかつ2着目が見えてきた3着に!!。
次局の南3局3本場は、2着死守を狙う瀬戸熊の400(+300)、700(+300)で
親を流されてしまう。
これで、2着瀬戸熊と瑞原の点差は9,900。
満貫のツモ上がりか、瀬戸熊からの5,200直撃で2着目になれる。
充分に可能性のある点差だ。
迎えた南4局0本場、10巡目。
瑞原は(ドラ
)の
タンヤオ、ドラ2の聴牌を入れる!。
ロン和了りで5,200。ツモれば満貫の、2着浮上の条件を整えた。
この手でリーチをかけて、瀬戸熊以外から和了っても、
裏ドラが2枚を乗せて、跳満にしなければならないが、
その牌はの2種類のみ。
しかも、2着に落ちる心配のないトップ目親番の和久津も、
3着浮上を狙う村上も、放銃覚悟で和了りに向かうため、
リーチはかけられない。
ここは黙聴で、ツモ上がりか瀬戸熊からの放銃を期待する。
しかし和了り牌のひとつであるが、和久津や村上から出るだけで、
当然これを見逃す。
そうしているうちに、ラス目の村上からリーチがかかり、
これに対して、3着キープの判断をした瑞原は手を崩し、
ノーテン流局で終局。
U-NEXT Piratesの点数は△400を超えてしまった。
7位のセガサミーフェニックスは、点数を伸ばし、
その姿は小さくなってしまったかもしれない。
しかし、闘う姿勢でもぎ取ったこの3着が、
U-NEXT Piratesに、ほんの僅かな希望の光と、
なり得るのかもしてない…。
来週も目が離せない!!
来週(1/28-2/2)の試合は
1/28(木)
- EX風林火山
- KADOKAWAサクラナイツ
- セガサミーフェニックス
- U-NEXT Pirates
1/29(金)
- 赤坂ドリブンズ
- KONAMI麻雀格闘倶楽部
- 渋谷ABEMAS
- TEAM RAIDEN / 雷電
2/1(月)
- KADOKAWAサクラナイツ
- KONAMI麻雀格闘倶楽部
- 渋谷ABEMAS
- U-NEXT Pirates
2/2(火)
- 赤坂ドリブンズ
- EX風林火山
- セガサミーフェニックス
- TEAM RAIDEN / 雷電
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来週も乞うご期待!!
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