【Mリーグ2020 61~64試合】いよいよ不死鳥が舞い上がり、ボーダー争いは大混戦。そして、海賊船も沈まない!!

Mリーグ

女海賊、瑞原明奈。嵐に煽られながらも、必死の舵取り!!

1/26(火) 第1試合。登場したのは、

チームチーム順位選手
起家赤坂ドリブンズ5位村上淳
南家TEAM RAIDEN / 雷電4位瀬戸熊直樹
西家U-NEXT Pirates8位瑞原明奈
北家セガサミーフェニックス7位和久津晶

セミファイナル出場のボーダーを争う4チームの闘い。
特にボーダーの下にいる、U-NEXT Pirates 瑞原明奈と、
セガサミーフェニックス 和久津晶は負けられない!

南1局。瑞原は横に奇麗に並んだ、雀頭の無い一向聴になったところで、
安全牌として持っていた、北:麻雀王国を切り出すと、
それが、TEAM RAIDEN / 雷電 瀬戸熊直樹の対々和にあたり、放銃。

南2局を迎えたところで点数状況は以下の通り。

チーム選手得点
起家赤坂ドリブンズ村上淳9,700
南家TEAM RAIDEN / 雷電瀬戸熊直樹29,800
西家U-NEXT Pirates瑞原明奈1,000
北家セガサミーフェニックス和久津晶59,500

7位セガサミーフェニックス 和久津晶が東場で高打点の和了りを連発。
その煽りを喰う形で、瑞原はダントツの最下位になってしまっている。
しかし3着目の赤坂ドリブンズ 村上淳の親は落ち、
ここで瀬戸熊の親をつつがなく終わらせれば、
2着目浮上も不可能ではない。

瀬戸熊の親リーチに真っ向勝負!!

ここで瑞原がもらった配牌は、ドラ二筒:麻雀王国2枚の高打点が狙える配牌。
瑞原はこの手をなんとか和了りたい!!。

しかし、親番瀬戸熊が6巡目、
四萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国五萬赤:麻雀王国六萬:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国三筒:麻雀王国四索:麻雀王国六索:麻雀王国八索:麻雀王国九索:麻雀王国九索:麻雀王国の一向聴に、八索:麻雀王国を切って、
カン五索:麻雀王国待ちのリーチを敢行!!。

このリーチに対して、臆することなく、まっすぐに和了に向かった瑞原は、
数順後、タンヤオ仕掛けで二萬:麻雀王国二萬:麻雀王国二筒:麻雀王国二筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国六索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国 四萬横:麻雀王国三萬:麻雀王国五萬:麻雀王国(ドラ二筒:麻雀王国)の聴牌!。
これにリーチの瀬戸熊が放銃し、無事、親番を持ってくることができた。
まずは第一関門の突破だ。

瑞原危うし!!。和了どころか聴牌が見えない…。

親を迎えた南3局0本場は四萬:麻雀王国四萬:麻雀王国四萬:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国七筒:麻雀王国七筒:麻雀王国三索:麻雀王国三索:麻雀王国三索:麻雀王国五索赤:麻雀王国五索:麻雀王国(ドラ三筒:麻雀王国)の
リーチ、タンヤオ、ドラ1、赤ドラ1、ツモり三暗刻の
6,000オールまで見えるリーチを敢行したが、
和了れず、一人聴牌。

そして迎えた南3局1本場。
貰った配牌は四萬:麻雀王国四萬:麻雀王国六萬:麻雀王国一筒:麻雀王国一筒:麻雀王国二筒:麻雀王国五筒:麻雀王国八筒:麻雀王国三索:麻雀王国五索:麻雀王国八索:麻雀王国白:麻雀王国發:麻雀王国と、
和了れるかどうかより、聴牌すらも怪しい配牌。
第一ツモでドラの七索:麻雀王国を引き入れて、やっと両面塔子がひとつできたが、
それでも、やはり苦しい。

10巡目。この試合の瑞原のライバルになる、
3着目の赤坂ドリブンズ 村上淳が二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国三萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国一筒:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国九索:麻雀王国
ピンフ聴牌を入れてリーチ!!。

村上にしてみれば、少しでも加点してラス目の瑞原の親を流せば、
自身に3着キープと2着目が見えてくる。
一方、瑞原にしてみれば、この親はどんな手を使っても維持しなければ、
ラス回避が遠のいてしまう。

しかし、この時点での瑞原の手は四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国一筒:麻雀王国一筒:麻雀王国二筒:麻雀王国六筒:麻雀王国八筒:麻雀王国二索:麻雀王国三索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国白:麻雀王国と、
かろうじて面子がひとつあるのみ。
しかも貴重な二索:麻雀王国三索:麻雀王国は、瑞原の親を、中:麻雀王国の鳴きで流しにかかっている
和久津が一索:麻雀王国をポンしているため、目に見えて苦しい。
しかも同順、和久津が六筒:麻雀王国を引き入れ、五筒赤:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国八筒:麻雀王国五索赤:麻雀王国六索:麻雀王国 一索:麻雀王国一索:麻雀王国一索横:麻雀王国 中:麻雀王国中横:麻雀王国中:麻雀王国の聴牌!!

万事休すの瑞原はこの局面を、どう凌ぐのか!?。

次順、瑞原は、瀬戸熊が切った六索:麻雀王国をチー。
形式聴牌を取りに行くが、この時、まだ11巡目。
形式聴牌を狙いに行くには、余りにも先は長い。
しかし瑞原にはもはや、これしか手は残っていない。

これしか残っていないにもかかわらず、瑞原は大胆な策に出る!!

この状況で見せた、瑞原渾身の「我慢」

河も最後の3段目に入った14巡目。この間、瑞原は更にチーをいれて、
四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国一筒:麻雀王国一筒:麻雀王国二筒:麻雀王国二索:麻雀王国 七筒横:麻雀王国六筒:麻雀王国八筒:麻雀王国 六索横:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国の一向聴になっていた。

ここで、リーチの村上が、
ポンをして聴牌を取る事ができる一筒:麻雀王国を河に切り出すも…、

瑞原は、なんと、スルー!!。

この極限化で、瑞原は見落としてしまったのか?

いや、違う。

瑞原は「敢えて」見逃したのだ!!

ここでポンすれば、確かに聴牌は取れる。
瑞原だって、喉から手が出る程欲しい聴牌だ。

しかし、ここで一筒:麻雀王国を晒してしまうと、
他家に自身の役が無い、つまり和了れない事がばれてしまう。
この極限化で、それをしてしまうと、
他家のプレッシャーが一気に開放されてしまうのだ。

中:麻雀王国を鳴いて和了りに向かっているトップ目の和久津は、
リーチの村上にたとえ放銃してしまっても、
何よりも瑞原の親を流したい。
実際、この道中、瑞原のみの翻牌である東:麻雀王国を切り出すときは、
歯を食い縛って切っていた。

リーチの村上にしても、ここで瑞原に放銃なんてしようものなら、
3着すら厳しくなる。
それが無い、とわかるだけで村上は
安心に浸ることができる。

他家を、これらのプレッシャーから自らの手で開放させてしまう。
自分のノーテン危機よりも、
他家をプレッシャーから開放してしまうことの方を、
「リスク」と判断したのだ!!

闘う姿勢こそが、最大の武器!!

残り2順となり、この最大の武器を振りかざした瑞原の元にやってきたのは…、

有効牌である、三筒:麻雀王国

無事に四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国一筒:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国四索:麻雀王国 七筒横:麻雀王国六筒:麻雀王国八筒:麻雀王国 六索横:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国の形式聴牌を入れると、
この苦しい状況を、見事に聴牌流局。

親番の続行に成功。

細くか弱い、生き延びるための糸を勇気をもって、手繰り寄せたのだ。

次局、南3局2本場。
トップ目の和久津が一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬赤:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国九筒:麻雀王国九筒:麻雀王国四索:麻雀王国五索:麻雀王国のピンフ黙聴を入れ、
3着目の村上からは四萬:麻雀王国四萬:麻雀王国八萬:麻雀王国八萬:麻雀王国八萬:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒赤:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国九筒:麻雀王国一索:麻雀王国二索:麻雀王国のリーチが入るも
同順、二萬:麻雀王国二萬:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国六筒:麻雀王国七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国六索:麻雀王国六索:麻雀王国六索:麻雀王国七索:麻雀王国八索:麻雀王国九索:麻雀王国の、絶好の聴牌をいれ、追いかけリーチ!!。

これにリーチの村上が一発で三筒:麻雀王国を放銃!!。

リーチ、一発の3,900(+600)をライバルから直取り!。

これで点数状況が、

チーム選手得点
起家赤坂ドリブンズ村上淳3,200
南家TEAM RAIDEN / 雷電瀬戸熊直樹20,900
西家U-NEXT Pirates瑞原明奈16,400
北家セガサミーフェニックス和久津晶59,500

となり、ラス目に落ちた村上を大きく引き離し、
なおかつ2着目が見えてきた3着に!!。

次局の南3局3本場は、2着死守を狙う瀬戸熊の400(+300)、700(+300)で
親を流されてしまう。

これで、2着瀬戸熊と瑞原の点差は9,900。
満貫のツモ上がりか、瀬戸熊からの5,200直撃で2着目になれる。
充分に可能性のある点差だ。

迎えた南4局0本場、10巡目。
瑞原は四萬:麻雀王国四萬:麻雀王国四萬:麻雀王国五萬:麻雀王国六萬:麻雀王国二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国八筒:麻雀王国八筒:麻雀王国五索:麻雀王国六索:麻雀王国七索:麻雀王国(ドラ八筒:麻雀王国)の
タンヤオ、ドラ2の聴牌を入れる!。
ロン和了りで5,200。ツモれば満貫の、2着浮上の条件を整えた。

この手でリーチをかけて、瀬戸熊以外から和了っても、
裏ドラが2枚を乗せて、跳満にしなければならないが、
その牌は四萬:麻雀王国八筒:麻雀王国の2種類のみ。
しかも、2着に落ちる心配のないトップ目親番の和久津も、
3着浮上を狙う村上も、放銃覚悟で和了りに向かうため、
リーチはかけられない。
ここは黙聴で、ツモ上がりか瀬戸熊からの放銃を期待する。

しかし和了り牌のひとつである七萬:麻雀王国が、和久津や村上から出るだけで、
当然これを見逃す。

そうしているうちに、ラス目の村上からリーチがかかり、
これに対して、3着キープの判断をした瑞原は手を崩し、
ノーテン流局で終局。

U-NEXT Piratesの点数は△400を超えてしまった。
7位のセガサミーフェニックスは、点数を伸ばし、
その姿は小さくなってしまったかもしれない。

しかし、闘う姿勢でもぎ取ったこの3着が、
U-NEXT Piratesに、ほんの僅かな希望の光と、
なり得るのかもしてない…。

来週も目が離せない!!

来週(1/28-2/2)の試合は

1/28(木)

  • EX風林火山
  • KADOKAWAサクラナイツ
  • セガサミーフェニックス
  • U-NEXT Pirates

1/29(金)

  • 赤坂ドリブンズ
  • KONAMI麻雀格闘倶楽部
  • 渋谷ABEMAS
  • TEAM RAIDEN / 雷電

2/1(月)

  • KADOKAWAサクラナイツ
  • KONAMI麻雀格闘倶楽部
  • 渋谷ABEMAS
  • U-NEXT Pirates

2/2(火)

  • 赤坂ドリブンズ
  • EX風林火山
  • セガサミーフェニックス
  • TEAM RAIDEN / 雷電

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来週も乞うご期待!!

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